麦味噌とは。

麦味噌は米味噌、豆味噌と大きく三つに分類される
味噌の中の一つです。
全国的に見て一般的なお味噌は米味噌となっていますが、
九州地方・愛媛県・山口県で生産消費されている
ものがこの麦味噌です。
塩分が他の味噌にくらべ低く、麹を使う量が多いため、
香りも甘みも強いのが特徴の味噌です。

大正七年から変わらぬ製法で作った、
優しい田舎の麦味噌。

創業から一貫した手造りの伝承製法にこだわり、
丁寧に作っております。
国内産のはだか麦、塩、麹のみを使用し、
すっきりした甘さに仕上げました。

発酵を止めず、そのまま袋詰し、
味噌が息をしたままの状態でお届けいたします。

麦の選別

国産品(四国産)のはだか麦のみにこだわり厳選した買付を行っております。

洗い

地中深くから汲み出された水でゆっくり洗います。
最初は濁っていた水が徐々に透明となり、
一定の状態まで洗いが進んだところで水を抜き、
しばらく休ませます。
そうすることによって麦の芯まで水分が浸透します。

蒸す

麦に水分をまんべんなく含ませ蒸しあげます。
先代から受け継いだ蒸し桶は最適な熱を麦へ伝えます。

寝かせ

蒸し終わった麦を適正な温度まで放冷し休ませ、種麹(たねこうじ)を加えます。
その後、室へと移し麦麹の活動に最適な環境を作ります。
室(麹蔵)で繁殖する麦麹は、その室(麹蔵)独自の味を形成し、
手入れ(麦を混ぜ合わす)と時間をかけながら麦を麦麹へと変化させます。

出麹

室から出した麦麹と塩を合わせ、桶に寝かします。

ミンチ

桶から出した麦を味噌にするため、
専用の機械を使用しペースト状にします。
その際、単純にペースト状にするのではなく受け継がれた粗さと力加減により
形状変化の途中で麦、及び麹菌に呼吸させます。

出荷

塩と合わせた麦麹を一定期間熟成させ、発酵させます。
当店の麦味噌は発酵を止めてないので、製品化された後も生きています。
気温が暖かくなると袋がふくれることがありますが、
製品には、全く問題はなく麹が息をしているだけです。
夏季の保存は、冷蔵にして頂きたいと思います。

袋詰め

長年愛される味へと変化した麦味噌を一つ一つ手作業で
袋詰めしお客様の元へお届けする準備をします。
生きている麦味噌を最適な状態で届けられるよう、
袋詰めにも気を使います。

先代から受け継ぐ「萬年味噌」という名

大正七年から代々伝わる製法で守り続けている当店の味噌は
いつまでも愛される様、素材選びと製法を完全に受け継いでおります。
当店の麦味噌を是非、ご賞味ください。
一つの味を守り続けている当店の商品はこちらからも購入が可能です。